【開催レポート】第2回 課題か?魅力か? 佐原のまちのリアルな姿とは!

第2回のテーマは「まちを知る」。会場とオンラインのハイブリッドでの開催で、ゲストに千葉工業大学の田島則行准教授をお迎えしてのレクチャー。後半にはフィールドワークも実施しました。

2回目となる今回は、「まちを知る」のその①。全7回の講座の中で、唯一のフィールドワークがある回です。

まず、株式会社ここくらす あらいきよてるさんが、佐原および香取市の概要、地理的要因、産業構造や市街地の変化などを解説。まち歩きのポイントなどもお話しいただきました。


フィールドワークでは、受講生の誕生月ごと4つのチームに分かれ、佐原の歴史的景観が残るエリアを中心にまち歩きを行いました。この際、「面白いと思ったこと(発見)」「食べたい、買いたいと思ったもの(魅力)」「通いたいと思った場所(居場所)」「もったいないと感じたこと(課題)」を、シートに書き込んでいく作業を並行して実施しました。オンラインチームには、佐原にまだ訪れたことがない人が、インターネットやSNSだけで佐原について調べると、どういう情報が得られるのか、それは実態に即しているのか、創意工夫の余地はないのかなど意見交換してもらいました。


まち歩きの後半は、各チームが、リノベーションで2021年にオープンした「丸惣キッチン」に集合し、千葉工業大学田島則行先生より、現地で行われているプロジェクトについて、レクチャーいただきました。田島ゼミの学生さんたちが作り込んだ丸惣ビルの屋上や、計画中の車庫スペースの構想を聞き、実際に現地の物件に触れることができた貴重な時間となりました。


会場に戻ってからは、再び田島先生から、海外の都市再生の事例や、まちづくりの基礎についてお話がありました。

大変暑い一日でしたが、受講生は地元の参加者を含め、様々な気づきや、発見があったようです。まちを知ることやエリアマーケティングは、地域で事業を立ち上げていくのには欠かせません。第3回も含めて、着実に学びを深めていきます。



レポート作成:

あらいきよてる、 佐々木一成(関内イノベーションイニシアティブ)

佐原のあした PROJECT

歴史的な町並みが残る千葉県佐原を舞台に、地域の様々な課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちとともに、これからのローカルビジネスを共創する実践型プログラムです。