【開催レポート】第3回 事業のつくり方

第3回は「事業のつくり方」。

ゲストに、訪問理美容サービス「なないろえがお」の堤智子さん、「made in 私!」等ハンドメイドマルシェを主催されている川又直美さん、茨城県大洗町で空き家再生やまちづくりを行っている株式会社Coelacanth代表取締役の佐藤穂奈美さんをお迎えし、実際に事業を立ち上げた事例について講義を行いました。

冒頭では、前回のまち歩きの振り返りを行いました。受講生が作成したワークシートから気づきをまとめたものを示し、さらに、課題と感じたことがビジネスチャンスであることを伝えました。そのためには、佐原のファンになり佐原のことをよく知ることが重要であることもお話ししました。

オリエンテーションの最後には、実践者のレクチャーを受けるにあたって押さえておくべき、ビジネスの基本について触れました。

ゲストレクチャーの1人目として、「佐原の実践者」である堤さんにお話しいただきました。

なないろえがおの事業の成り立ちをターニングポイントごとの大事なポイントを押さえながらレクチャーいただきました。最後に、受講生へ「佐原を知って、好きになって、そこからプロジェクトを進めてほしい」さらに「自分の意思をしっかりもち、自分のやりたいことを行って欲しい」というメッセージを送っていただきました。

2人目は、同じく「佐原の実践者」である川又さんからレクチャーいただきました。

Made in 私!の作り方から、育て方、大切にしていること、さらにマルシェの経験も交えてお話しいただきました。川又さんのお仲間も会場に足を運んで下さり、楽しい活動の一部を見せていただきました。最後には、「人との出会いを大切にする」というメッセージをいただきました。

3人目のゲストレクチャーには佐藤さんをお迎えし、「ローカルで起業する上で大切にしてること」をテーマにお話しいただきました。

これまでの取り組み事例を交えて、「地域から価値をつくること」が事業アイデアの考えるには重要であることを教えていただきました。あえて、地域で自分の事業をやるということなど、事業アイデアを考案する際に必要な考え方についてレクチャーいただきました。

最後には、クロストークを行い、レクチャーでは語られなかった地域で事業を行う際のプライシング等のディープなトークが行われました。さらに、地域で事業を行う上で持っておくべき考え方等のお話もありました。

今回の講義を通して、受講生からは、地域でのビジネスを行うことについての知識を増やすことができたという声がありました。

レポート作成:

角田優(関内イノベーションイニシアティブ)

佐原のあした PROJECT

歴史的な町並みが残る千葉県佐原を舞台に、地域の様々な課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちとともに、これからのローカルビジネスを共創する実践型プログラムです。