【レポート】佐原のあしたPROJECT 第二ステージ実践レポート!

2022年10月に行われた第一ステージ最終発表では、6つのチームが各賞に選ばれました。

その後、2022年11月から2023年3月までの間に行われた受賞チームの実践ステージの模様をお伝えします。



「佐原、サウナタウン化計画」(chill in SAWARA)


佐原ならではのサウナ体験を提案し、将来は古民家を活用したサウナ施設の設立を目指すというプランでローカル賞を受賞しました。

将来のビジョンは大きく描きつつも、まずは自分たちで佐原でサウナ体験をしてみよう!ということで、丸惣キッチンのあるビル屋上をお借りし、テントサウナ設営実験を行いました。

まち並みが俯瞰できる開放感抜群の屋上での身体が整ったならば、まさに佐原ならではのサウナ体験。今後の展開も楽しみです。




「栗源ウェブメディア」(小林さん)


自身のITスキルを活かし地域特化コンテンツのメディア展開を提案し、デジタル賞を受賞しました。

小林さん自身地元出身ということもあり農家の奮闘する姿を取材。Instagramを使って情報発信をスタート。

今後に向けて地域に特化した超ローカルSNS×ウェブメディアを構築中です。ここでしか見られないコンテンツが掲載されるのが楽しみです。


栗源 新米農家奮闘記 [Instagram] アカウント @kurimoto.wakaki.kibou

https://www.instagram.com/kurimoto.wakaki.kibou/




「みんなでつくる佐原マルシェ~コミュニティの形成、佐原の活性化を目指して~」(千葉工業大学チーム)


地域の強みや潜在的価値に着目し、まちのコミュニティ形成としてのマルシェを提案してユニーク賞を受賞した千葉工業大学の学生チーム。

実践ステージでは、2022年12月にオープンしたばかりの交流拠点コンパスでのマルシェに月一で出展してワークショップを開催。

地域と積極的に関わりながら、今後はオリジナルのマルシェ台の制作を目指しているそうです。




「#旧規格で会いましょう」(阿部さん)


自分の趣味である旧規格軽自動車というニッチなジャンルへ全振りした提案を行い、その圧倒的な情熱で見事ユニーク賞を受賞しました。

ニッチな趣味の世界を実際の地域へどう展開するかがハードルでしたが、佐原の未活用建物を活かした旧規格軽自動車ファンのイベントを開催しました。

会場となった場所は元々タクシー会社の車庫ということもあり、インダストリアルな内観が車とマッチし、イベント写真をアップしたSNSでも好感触だったようです。




「あおぞら・にほんご」(チームやさしいところ)


自らの日本語講師としての経験や観光来日ではなく佐原に在住している外国人の存在に着目し、「やさしい日本語」を通してのコミュニティ形成プランを提案し、ユニーク賞を受賞しました。

発案者の小川さん、協力者である杉田さんのお二人を中心に毎月「あおぞら・にほんご」というイベントを実施。

料理体験やハンドクラフトのワークショップ等のイベントが好評で、参加者・SNSフォロワーも順調に伸びているようです。


あおぞら・にほんご | Katori-shi Chiba [Facebook]

https://m.facebook.com/100086666498386/?locale=ja_JP




「さわらぐり」(大竹さん)


親戚が佐原で農業を営む姿を見て育ち、地域農業の問題意識を感じながらもその姿をポジティブに捉え、商流をも含めた「カッコイイ農家」を提案し、佐原のあした特別賞を受賞しました。

ECサイトを立ち上げ、定期的に佐原のマルシェにも出店しながら、独自の農家ブランディングを試行中です。


さわらぐり [Instagram] アカウント @sawaragri

https://www.instagram.com/sawaragri/


佐原のあした PROJECT

歴史的な町並みが残る千葉県佐原を舞台に、地域の様々な課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちとともに、これからのローカルビジネスを共創する実践型プログラムです。