【開催レポート】体験イベント<「あしたのタネ」まいてみる?>

体験イベント<「あしたのタネ」まいてみる?>開催レポート

香取市、江戸優り佐原を舞台に、地域を元気にするプランを共創する実践型プログラム、「佐原のあしたPROJECT」。第四期の開催に向けて、第三期の活動報告や第四期の特色を体験しただくことを通して、佐原のあした・佐原の未来を盛り上げていくためのアイデアの<種>を見つけていくための体験イベント、<「あしたのタネ」まいてみる?>を実施させていただきました。ここでは、その実施の様子をお伝えしていきます!

開催概要

【開催日時】2025年6月7日 14時00分〜16時00分

【会場】みんなの賑わい交流拠点コンパス 展示スペース

【テーマ】体験イベント<「あしたのタネ」まいてみる?>

はじめに、オープニングとして、佐原のあしたPROJECTの概要や今回のイベントの説明を株式会社エヌアイデイの阿部さんと、本記事を書かせていただいております佐原みらい運河株式会社の落合でさせていただきました!

その後、昨年実施の佐原のあしたPROJECT第三期の第1ステージの発表で優秀賞を受賞し、第2ステージに進出された、4チームの皆さんに、アイデアや実際アクションしてみてどうだったのかなどのお話を伺いました。ファシリテーターは、第一期から第三期までの3年間佐原のあしたプロジェクトのナビゲーターを務めていただき、第四期も事務局としてサポートいただく関内イノベーションイニシアティブのあらいきよてるさんでした!

最初に発表をしていただいたのは、高校生軽音フェスティバルの宮野悠里さんです!宮野さんは、高校生の活躍の場を作ることでより佐原を盛り上げたいという思いで、市内の高校生たちが2日にかけて素敵な自己表現としてのバンド活動をおこなう「第3回高校生軽音フェスティバル」を3月末にコンパスで実施されました。当日はなんと計26バンドが集まり、楽しそうな様子が写真からでも伝わってくるほどに盛り上がっていました。発表する側も、観る側も盛り上がっている様子は素敵ですね!来年の3月末にもイベントを実施されるそうですので、すごく楽しみです!

2チーム目に発表されたのは、香取まるっと香取丼プロジェクト 久保田咲音さんです!久保田さんは食の宝庫である香取の魅力を活かして、地域の人たちが香取を「自慢」できる方法として、「香取丼」を考案されました。カツ丼をベースに、新たに商品開発をしていくようです!現役高校生というのもあり、忙しくて活動もなかなか進められない葛藤を持ちながらも、SNSを活用するなど高校生の良さを活かした活動計画を練っている点がとても印象的でした!香取丼、とっても楽しみですね!

3チーム目の発表は、チームYYTプロジェクト 金澤佑泉さん、境悠作さんでした!YYTプロジェクトは、佐原や神崎などの北総の発酵食文化を伝える方法として発酵ポップアップストアを作るために活動しています。現在は「ピンチョス:スペイン発祥。パンの上に食材を置き、串や楊枝で固定した軽食。」に注目し、レシピの開発をしています。佐原の発酵をテーマにした飲食店とも協力して活動をしており、試食会なども開催されています。様々な発酵食の良さを気軽に楽しめるピンチョス、食べるのが楽しみですね!

最後のチームは、香取サブカル観光PR課 奥岳洋子さんです。香取サブカル観光PR課では、香取に埋もれた歴史などのハイカルチャーを親しみやすいサブカルチャーにして香取をPRしようという活動です。現在、日本版ロミオとジュリエットとも言われる「腹切り様」をテーマにしたアニメ、香炉形顔面付土器をテーマにしたガチャガチャ・PRソングを作成・販売しています。かなりの行動力で、歴史や文化を楽しく伝えようとする姿勢はとても素敵でした。また、発表中にありました「できるヒトができるコトをやればイイ」という奥岳さんの言葉は、まさにこのチームの良さを表していて、経験から得られた学びがすごく深いなと思いました!

どのチームのみなさんも、素敵な発表をしていただきました!実践を経て、経験値が大きく上がっただけではなく、ご自身の活動に自信を持って大切にお話をされている様子がとても印象的でした。


第三期の発表の次は、第四期の体験ワークショップです。

今年の夏から実施の佐原のあしたPROJECT第四期は、今までのゲストスピーカー形式から、「探究型ワークショップ形式」に変わります。そして、そのナビゲーターとしてわたくし落合が皆さんとご一緒させていただきます。私は探究教育という高校生にプロジェクトベースの学びを届ける教科をサポートするめだか教育デザイン合同会社という教育の会社としても活動しています。そこで、その経験を活かして、第四期では、佐原をフィールドに楽しく学んでいく講座を設計させていただきました。

さて、そんな第四期を体験していただくべく、特別にワークショップを企画させていただきました。その名も「ワクワク写真家になろう!」というワークです。佐原のあしたPROJECTで探究していくテーマのもとになるワクワクのタネを見つけるべく、身の回りのワクワクを写真に収めていくというワークです。ワクワクするもの、心がちょっぴりソワソワするものなど普段あまり意識しないけれど面白いなと思ったものや様子をたくさんの写真に収めていきます。

今回は会場のコンパスで10分ほどで写真を撮っていただいたのですが、なんと、88枚もの写真を撮った方もいらっしゃいました。その後のシェアでも、みなさんとても楽しそうにシェアしてくださっているのが印象的でした。

体験ワークショップの後、佐原信用金庫の水野さんと一緒に、第四期の具体的なご紹介をさせていただきました!

佐原のあしたPROJECT第四期では、第三期からさらにアップデートして、選択テーマが以下の7つあります。

第四期の選択テーマ

①利根川の向こうも香取市だとPRしてください

②平将門伝説ツアーを企画してください

③ベニコマチを再ブレークさせてください

④山田ふるさと農園の利用者を増やしてください

⑤金継ぎで佐原の魅力を広めてください

⑥水の郷さわらでの新しい取り組みを考えてください

⑦スローシティ/スローフードで佐原を盛り上げてください

それぞれに探究しがいのあるテーマが加わりましたので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います!

最後に、佐原信用金庫の大坪さんに閉会のご挨拶をしていただきました!

第1回が始まる前に、みなさんに佐原のあしたPROJECTの面白さや雰囲気を知っていただけたらなと思い、企画させていただきましたが、みなさんリラックスしながら、とても楽しそうに参加していらっしゃったので良かったなと思います。また、当日に「第四期参加します!」と宣言していただいた方も何人かいらっしゃいました。とても嬉しかったですし、一緒に佐原を探究していく仲間が集まってきていて、第四期が始まるのが楽しみですね!ちょっとでも興味がありましたら、ぜひ応募してみてくださいー!(締切:6月22日)みなさんにお会いできることを楽しみにしておりますー!

当日の模様は動画でもご覧になれますので、是非ご覧ください!

落合真弘(佐原みらい運河)

佐原のあした PROJECT

歴史的な町並みが残る千葉県佐原を舞台に、地域の様々な課題に対して、伝統や地域資源、ネットワーク、デジタル技術を組み合わせて、同じ志をもつ仲間たちと一緒に、地域を元気にするプランを共創する実践型プログラムです。